白夜の女騎士 5/13 18:00

行って来ました。

……放心でした。

(以下ネタバレ)


松本さん、いや、サスケでした。舞台にはピュアで真っ直ぐ空を飛ぶ事を夢見てる少年サスケがいました。「熱演」って言葉がぴったりで、そういう一生懸命さがサスケの演技にも当てはまっていたような。感情移入というか、サスケを応援…って言葉で合ってるかな、卵の殻から生まれたサスケを最初の場面で見ているからなのか、最後の空飛ぶ場面では、サスケを見守るような気持ちになっていて(笑)、飛べ!と殆ど手に汗握る感じで見てました。それに続く眠り姫とサスケの台詞がまた凄い素敵で、強く印象に残ってます。飛ぶ場面でもう目に涙ためてたのですが、その台詞でポロリとついに(笑)あんま、泣くような舞台じゃないとは思うのですが。
言葉遊びが豊富で、スピードが速くて、煙にまいてる感じは確かにありました。セットとかも富士山とか出てたけど、白線にも顕れてる様に抽象的な感じでイメージ出来るんだろうけど、私のオツムでは駄目でしたorz
でも、分からないって言葉にするのは簡単なんですけど、理解したい!と思わせる舞台でした。松本さんの言葉を借りれば「ここまで来て」って言われてるような。せめて、取り敢えずですけども、予習としてニーベルングの指環(オペラ)の解説みたいな本を読んでおいて良かったです。ちょこちょこ台詞の中でそういう単語が出てきてたので。ああここが下敷きか、とか理解出来たので。多分、そっちの方が楽しいと思うし。
その世界観に圧倒されて、もう一度観たいなぁ。そう思うんですけど、でももっと多くの人に観て貰いたい、とも思わせる舞台でした。