恵比寿ガーデンプレイスにて

目の前を歩いていた女子高生二人組が、漫画の頼の方がカッコイイ!と力説しておりました。うーん教えて欲しい。と言う訳で、映画観て来ました。以下ネタバレ。

私は漫画が大嫌いなので映画にも期待かけてませんでした。なので、観ながらあの装苑で言われてた長回しの踏み絵シーンも乗り越えれたよーとか思っている内に、あれれ?もしかして世界に入れてる自分?みたいな(笑)えーとですね、最後頼と郁のシーン良かったです。おんぶじゃんけんでわざと負ける時の頼の表情が。凄い揺さぶられました。本人も気持ちぶれまくりだし、何より正直、何でこの妹が好きなんだろうなーと思ってたのですが、あの顔見たら何かもうただただ好きなんだなと言うのが伝わりました。最後、手を繋いだ時彼らは双子に戻ろうとしたんだと思います。最初の方で手を繋げないのが嫌だって言ってたから。人前じゃなかったけど、手を繋いで歩いていく事で恋人ではなくて家族に戻ろうとしてたんじゃないかなーって。だって人に見られる可能性もあると思うし。ま、映画のパンフでも何度も別れとか旅立ちとか言ってるしね。好きだけど兄と妹って事を悩んで誠実で良かった…って最初から全然プラトニックではないけどさ。

好いたはれたの騒ぎだけで高校生活って成り立ってたんだなーと少し遠い目になりました。時間すらもゆっくりだったのはそれだけ狭い世界だったんだなーと懐かしい気分になったり。

ま、とは言いつつも色々ありえねーと思うところは多々あった訳ですが。これを映画化する必要はなかったのではないか、と観終わった後にも思うけども。取り敢えず妹とキスしたとか言うヤツいるか!そしてそれを受け入れる親友がいるか!!その他にも台詞回しその他諸々とか(・・・)ま、所詮松本ファンですから欲目と言われても仕方ない気もしますけども、うん、映画に入れて良かったです。確かに純愛映画でした。すまんかった。